不動産投資の種類とそれぞれの特徴
一言で不動産投資といっても、様々な種類や方法があり目的や方法も全く違ってきます
それらの特徴を理解して、どう組み合わせて目的を達成すかかが不動産投資における戦略です
それぞれの特徴を解説していきます
種類(区分マンション,戸建て,一棟もの)
区分マンション
いくつもの部屋が集合して成り立つマンションの一室を買って貸すというパターンです
コンパクトなワンルームタイプなら数百万〜から買えるので、不動産投資をこれから始めるという人でもハードルは低めです
日本における住宅市場では、建物は年数とともに劣化していくとう考え方が基本なのでマンションの価値は年々減少していく傾向にあります
一戸建て
土地と家をセットで買って貸すパターンです
日本における住宅市場では、建物価格は年々減少していくが土地は値下がりしにくいという考え方があります
価格は土地値によってかなり大きく変わりますが、地方の方なら数百万〜から買えるので、区分マンション同様不動産投資をこれから始めるという人でもハードルは低めです
一棟もの
アパートやマンションを一棟丸ごと所有して、各部屋を貸すというパターンです
区分に比べ利回りが上がるのと、値下がりしにくい土地もついてきます
当然土地も建物も規模が大きくなるので地方でも最低でも数千万〜で、これから不動産投資を始める人にとってはハードルが高いです
エリア(地方,都心)
都心エリア
人口が多く入居付けはしやすい反面、流動性もあるので入れ替わりも早く入退去が頻繁におこる傾向があります
入退去はクリーニング費用や修繕費用、客付け業者に払う募集費用が発生するのでお金が出ていく上に空室期間は当然家賃が入らないのであまりない方がいいです
地方に比べ価格も高く利回りは低くなりがちです
地方エリア
人口が少ないので入居付けは苦戦する反面、流動性はあまりないので一度貸せると長期で借りてくれる傾向があります
都心に比べ価格が安く、利回りは高くなります
築年数(築浅,築古)
築浅
建物の修繕が少ない分、トラブル対応や手間はかかりにくいです
耐用年数が長いので銀行からお金も借りやすく、融資期間も長めに取れます
築古と比べて入居付けはしやすく、当然価格は高いです
築古
価格が安いので、高利回りが期待できます
しかし耐用年数が短かったり、すでに経過していたりするので融資の条件は厳しめになります
古いぶん修繕費はかかります
用途(住居用,商業用)
住居用
商業用と比べ長く住んでくれて、景気に左右されにくいです
商業用
住居用と比べ高い家賃が見込めるが、景気に左右されやすく入居付けは難しいです
設備や内装はあまり重要ではなく、立地が最重要となります
高利回り不動産戦略
それぞれの特徴を理解し、それらをどう組み合わせたら高利回りになるのか戦略を考えていくと
地方×築古×一棟になります
一棟物となると小さめのアパートでも4000万〜となってくるので、まずは現金買いを狙える築古戸建てからスタートし、それを担保に融資を活用して一棟アパートを買うというのが現実的なステップかなと思います
もちろん都心×築浅に比べると客付けの難易度は上がるものの、毎月のキャッシュフローが欲しくて不動産投資をするならここを狙うべきです
都心×築浅で年利2〜3%程度ですが、これならそれこそ手間のかからないインデックスファンドでも買った方がいいでしょう
どうせ手のかかる不動産投資をするなら、株や投資信託では狙えない程の高利回りを狙っていきたいものですね!